【読書感想】川上未映子 きみは赤ちゃん【tori-chan】
育児日記更新しろよお前
3ヶ月になっちゃうっていうのに
まだ1ヶ月にもなってないだろブログの更新！
っていうことで、とりちゃんですw
この本、いつ買ったんだっけ。
生まれてからな気がするけど、
ようやく読み終わりまして、感想文書いていきますねw
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妊娠した喜び
でも、目に見えない未来への不安
何をどうしたらいいかわからない
妊娠 出産 育児
20年以上も生きてきたのに
どこでも学ぶ機会がなかった
私は何も知らない
何も知らない
どうしたらいいのかわからなくて
なのに、身体はどんどん変わっていく
死ぬほど吐いて、食べ物も食べられなくなって
なんでもないのに吐いて
落ち着いたと思ったら
今度は何もかもが食べたくなって
どんどんお腹は大きくなって
身体は重く、気がつけば、夜眠れなくなっていた
お腹がはち切れそうな程大きくなったら
何の前触れもなく、死ぬほど痛いという表現の
何十倍も痛い痛みがきて
何時間もこの痛みと戦って
どうにか産み出したと思ったら
会陰の傷が痛くて座れないし、貧血でよろよろだし
休みたくて眠りたいのに
もうすでにそこに、かよわすぎる小さな命があって
だから少しも休むことなく、眠ることなく、
自分じゃない命に向き合わなければならなくて
ここまでの流れ 妊娠 出産 育児
身体も気持ちも生活も
私はすべて変わったのに
旦那は何も変わらない
痛みを感じることもなければ
生活を変えたりすることも
容易いことではないらしい
どうしてもすれ違って
悲しくなって苦しくなる
一番助けて欲しい人に
一番わかって欲しい人に
どうして寄り添ってもらえないのか
こんなにも辛いのに
目の前の止まらない泣き声が
こんなにも辛くて
こんなにも夜が長いのかと絶望し
世界に今、私とこの子の二人きりなのだと
そんな狭い世界を生きるしかなくなり
涙が止まらなくなる
仕事柄、旦那は地方へ行くことが多く
長い時は4.5日連続（時期によっては1週間とかもあるけど
家に帰ってこないことがありますが
1ヶ月半を過ぎる頃までは、旦那がいないだけで
家に娘と二人きりになることが
とても怖く、不安で、心配で
旦那が出かけた途端、涙が止まらない日が多々ありました
泣いてる娘を抱っこしたまま、同じぐらい泣き叫んでる私がいました
そう、こうして私が体験してきたことは
みんな体験してきたんだ
私だけだと思ってた
うまくあやせなくて、いつまでも泣かせてしまって
ごめんね、ごめんねと思うたび
涙を流し続けたのは
私だけじゃなかったんだね
私のことを書いてくれたのかなと思うぐらい
激しく共感できる文章が
とめどなくこの本には書かれていて
娘が泣かない限り、読む手を止めるのは難しかったです
そうして気がついたら
あっという間に大きくなるんだね
そうしてなんだか寂しくなってしまうんだ
だから、そう
楽しいことだけじゃない
辛いこともこれからもたくさんあるんだろうけど
かけがえのないこの一瞬一瞬を
この子といる、二度と戻ってこない一瞬を
大切に過ごしていかなければ
もっと抱きしめてあげればよかったと
後悔しないように
いっぱいいっぱい一緒にいよう
大切な彼と出逢えたこと
彼と私の大切な娘に出逢えたこと
大切にしていこう
妊娠中の方も
子育て中の方も
少し辛くなった時、少し余裕が出来た時
心温まる文章がここにはあると思うので
よかったら手に取ってみてはいかがでしょうか
